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ブロツワフと学生生活

学生の町・ヴロツワフ

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ヴロツワフを選んだのは偶然でしたが、本当に良い町だと思います。

息子がポーランドに渡航する直前にポーランドの友人が来日しました。息子のことを お願いすることもあって久々に飲みにいったのですが、その時に「ヴロツワフは良いところだよ。仕事で何回か行ったけど、ドイツやチェコに近いので、他のポーランドの地域より開放的な気がする。美しい街だよ。」と言っていました。

ヴロツワフはポーランド西部の町で、ベルリンにもプラハにもバスで4時間程度の場所にあります。息子の友人は就職先をドイツに選び、ヴロツワフから通うことを考えているようですが、現地の人達はそんな地理感覚のようです。

ヴロツワフはオーデル川の中洲と その周辺にある町です。オーデル川が複雑に岐かれているので橋が多く、川や橋がこの町の景観を作っています。オーデル川の南側に堀で囲まれた一角が旧市街地で、ここにヴロツワフ大学の校舎の一部があります。

ヴロツワフは1000年の歴史がある町なのですが、ポーランド王国だけでなく、ボヘミア王国、ハンガリー王国、オーストリア=ハンガリー帝国(ハプスブルク帝国)、プロイセン王国、ドイツに属していた時期がありました。ヴロツワフは第二次世界大戦まではドイツ領でしたので、ポーランド領になってから 80年しか経っていません。

こういった背景から、ヴロツワフは様々な文化が混ざり合った町になり、ワルシャワやクラクフとは違う文化が醸成されたのでしょう。友人が解放的だと感じるのは、こういった歴史がある町だからなのだと思います。

旧市街地にある旧市街広場の写真を息子に送って貰ったのですが、カラフルで写真映えする風景です。ワルシャワにも似たような風景はあるようなのですが、「ポーランドは日本人がイメージするヨーロッパに近い国」と言う方がいらっしゃるのは、こういった街並みがあるからなのかもしれません。

ヴロツワフの中州と中州の周辺にはヴロツワフ大学以外にもヴロツワフ工科大学、ヴロツワフ経済大学など10以上の大学があります。人口の25%が学生で、まさに「若い人の街」です。

ヴロツワフの街には日本人は殆どいないですし、9割の場所で英語が通じるようなので、留学には理想的な場所だと思います。

情報ソースのリンク先 一覧
・ヴロツワフの歴史:Wikipedia
・ヴロツワフにある大学: Edarabia

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