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ブロツワフと学生生活

半分がドイツ、半分がポーランドの町 ゲルリッツ

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ヴロツワフの近くにあるゲルリッツは息子のお気に入りの町です。

ヴロツワフを含むポーランド西部は戦前までドイツ領で、ドイツ的な特徴を残している地域ですが、それを象徴するような町がゲルリッツというヴロツワフの近隣にある町です。ゲルリッツは半分がドイツで、半分がポーランドという町です。ヴロツワフからはらは電車で1時間半程度のところにあります。電車賃は学割が効いて片道500円だそうです。(!)

元々はゲルリッツという1つの町でしたが、第二次世界大戦後にナイセ川を挟んで分割され、ドイツ側がゲルリッツという名前をそのまま使用し、ポーランド側の半分の町はズゴジェレツという名前となりました。元々は同じゲルリッツという町でしたので、単にゲルリッツと書いた場合にはゲルリッツとズゴジェレツの両方を合わせた地域の名前として ここでは使用します。

ドイツとポーランドを隔てているナイセ川は橋が架かっていますが、国境検査なしで国境を越えることを許可する協定であるシェンゲン協定にポーランドが加盟する2007年までは検問があったそうです。

今はどこに国境があるのか、見た目では分からない状態とのことです。「橋の上に立って遠くを睨む、やっぱり国境線なんて見えなかった。」が息子がゲルリッツを始めて訪れた時の感想です。

ゲルリッツは第二次世界大戦では大きな戦場にならず、かつ戦後の近代的な発展があまりなかったため、歴史的建造物がたくさん残っています。過疎化が大分進んでいる側面もあるようですが、ベルリンがあまり好きでない息子もゲルリッツは大いに気に入っているようです。

ドイツとポーランドでは物価が大分異なるので、ドイツ側のゲルリッツとポーランド側のズゴジェレツでは同じものでも値段が異なり、ポーランド側の方が安いそうです。

ドイツ側に住んでいる方は、ポーランド側のカフェに行って食事をする人が多いらしく、ポーランド側のカフェの店員さんはドイツ語とポーランド語での注文を手際よく裁いているそうです。もちろん、英語でも対応してくれるそうです。

町の人達がのんびりしていて、しかも町がキレイ、しかもヴロツワフから近いので、息子は良くゲルリッツを訪れています。「ヨーロッパは田舎が良い、もし、ゲルリッツに生まれていたら、一生 ゲルリッツから出なかったかもしれない」とまで言っています。

息子がそこまで言う町なので、私もポーランドに行ったら、ゲルリッツに行ってみようと思っています。

情報ソースのリンク先 一覧
・ゲルリッツの歴史: Wikipedia

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