プレゼンの授業は相当にハードです。
大学2年の前期が始まった直後ぐらいまでは、息子は日本から旅行してきている友人や、ヴロツワフにいる友人たちと楽しそうに過ごしていましたが、しばらくすると課題に追われて大変そうでした。
大学1年の前期からクラスでプレゼンの授業はあったようですが、大学2年はプレゼンの授業のオンパレードです。必須科目を中心に、計4つのプレゼンの課題が出されていました。
プレゼンは何人かでチームを組んでやります。課題で出された事柄に対して、テーマを決めて分担でリサーチして、チームでプレゼンをする形です。課題は非常にざっくりとしたもので、例えばEU法の課題は「EU法についてプレゼンしなさい」レベルのもののようで、どんなテーマのプレゼンでもできてしまいます。
プレゼンは11月から12月にかけて数週間にわたって行われましたが、息子のプレゼンは全てはじめのほうに重なったので、短期間で4つのプレゼンを準備しなければならず、四苦八苦していました。この時期、LINE面談をしていた息子がみるみる痩せていきましたので、相当に大変だったのだと思います。 いつも深夜までプレゼンの準備をしていました。
大学2年目まで残った方たちですので、皆さん それなりにできる方だと思いますが、それでも得意分野と不得意分野は誰にでもあります。補いながらプレゼンを完成させる団体戦なので、準備は大変だったようです。
母国語で行うプレゼンとは異なり、英語で行うプレゼンはスクリプトを起こして それを暗記するぐらいでないと適切な単語を使うことができません。息子たちが選んだテーマは割と盛り上がってしまったこともあり、質問や意見が多数出たそうですが、それに答える際には適切な言い回しを使うことができなかった、と息子は ぼやいていました。
かなり苦労したおかげで、プレゼンは成功したようです。また、プレゼンが前半に集中したため、後半はアイスランドに旅行できるぐらいの余裕はありました。プレゼンは社会人になってから必須のスキルになるので、今苦労した分は必ず将来役に立つのだと思いますが、それにしてもヨーロッパの大学の授業はハードです。