留学先の授業料・物価・治安の比較

留学生全体の正確な統計データがないためか、様々なサイトで挙げられている人気留学先の国々もまちまちです。各サイトで必ず名前上がっているアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスですが、これ以外にもフィリピン、台湾なども人気留学先として挙がっています。

ポーランドやチェコは人気留学先として上がることはありませんが、物価や治安の面で非常に魅力的な留学先です。

留学先の授業料相場比較

ポーランドやチェコと比較対象となる国は、以下の3つの条件を満たすものを選びました。
① 幾つかのサイトで人気留学先として紹介されている。
② 学部留学を前提として、大学の授業が英語で行われるコースがある。
③ 大学に入学する条件として、英語以外の必要な語学要件がない。

上記の条件で抽出した国々と中央ヨーロッパの国々であるポーランドとチェコを比較してみました。もちろん、ポーランドやチェコも②と③の条件を満たしています。ハンガリーとスロバキアの大学は最低限の現地語を求められ、台湾や韓国も中国語や韓国語の語学要件が求められるようです。

厳密に言うとポーランドも理系の学科は3.5~4年制であることも多いのですが、文系では卒業までに3年であることが殆どなので便宜上3年で計算しました。アメリカ、カナダ、シンガポール、オーストラリアは4年制で計算しています。

尚、各国の大学授業料は2023~2024年時点の海外記事を中心に作成していますが、フィリピンは2021年時点の記事を参考に作成しています。 いずれにせよ、おおまかな傾向を掴むための、目安の金額と捉えて頂ければと存じます。

留学先の物価と治安の比較

円安進行のおかげで、海外での生活費は日本円に換算した際に高くなってきていますが、それでもポーランドは日本と比較して物価の安い国で、人気留学先の国々と比べると物価は非常に安いです。

また、治安面も留学先を選定する上で非常に重要な要素になると思いますが、ポーランドは比較的安全な国です。

治安と物価の比較を1枚のチャートにまとめると、以下のようになります。

人気留学先は物価が高くて治安も悪いのですが、留学先として認知度の低いポーランドやチェコは物価が安くて治安が良い国です。

もちろん、都市部で治安が悪い国でも地方都市では治安が比較的良い国もありますし、一般論として地方都市の方が物価も安いので、そういった国に留学を考えられている方は地方都市への留学がおすすめです。

尚、「留学先の授業料相場比較」に挙げた国のうち、マルタのみ上記の表に記載できませんでしたが、これはNUMBEOにマルタの治安情報がないためです。 物価は日本より若干安い程度で、治安はそんなに悪くないようですが、同じ基準で盛り込めないので割愛させて頂きました。

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関連ブログ

ポーランドの大学の英語プログラム
日本からの留学先ランキングと授業料
ポーランドの大学の学費
ポーランドの物価
留学先の物価比較
ポーランドの治安
留学先の治安比較(1)

ソース一覧

入学のための現地語要件
・ハンガリー: hungaryeducation
・スロバキア: slovakiaeducation
・チェコ: STUDE in EUROPE
・フィリピン: フィリピン留学ハブ
・台湾: courage blog
・韓国: SHOW! ブログ

授業料のソース
・アメリカの授業料(私立): KC Overseas
・アメリカの授業料(公立): KC Overseas
・カナダの授業料: Universities Canada
・オーストラリアの授業料: shiksha STUDY ABROAD
・イギリスの授業料: SAVE STUDENT!
・ニュージーランドの授業料: QS
・アイルランドの授業料: shiksha STUDY ABROAD
・シンガポールの授業料: SMARTWEALTH
・フィリピンの授業料: education.com
・チェコの授業料: Study.eu
・ポーランドの授業料: Study.eu

物価と治安比較のソース
・ 物価比較: Expatistan
・ 治安比較: NUMBEO

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