ポーランドの教育システムは 本当に羨ましいです。
ポーランドでは以前は日本に近い学年のシステムをとっていましたが、2017年から大きく変わりました。 変更後のシステムは以下の通りです。
幼稚園 | 任意 | 3年 |
幼稚園 | 義務 | 1年 |
小中学校 | 義務 | 8年 |
高校 | 任意 | 4年 |
ソース: EU National Education Systems Poland, Sutdy in Poland
高校を卒業すると19歳になり、その後は大学になります。日本の大学と少々概念が異なるようで、1st Cycleという大学(Under graduate)3年と 2nd Cycleと呼ばれる大学院(Master)2年を合わせてLong-Cycleと呼ばれています。その後、Doctorial Studiesという博士号をとるためのコースが3年、用意されています。日本の医学部や薬学部のように、学部によっては卒業までの必要年数が異なります。
日本の大学と大学院で大きく分かれている制度とは異なり、学士と修士を取得するLong-Cycleと博士を取得するDoctorial Studiesをベースにした教育制度は、大学院で修士まで取ることを前提にした制度なのかもしれません。
ポーランドには390の大学があり、そのうち34%(約133校)が公立大学です。 日本は805校ありますが、国公立大学は そのうちの23%(185校)です。ポーランドの人口が日本の1/3弱であることを考えると、日本より大学教育の環境は整っていると思います。
羨ましいと思うのは、ポーランド国民であれば幼稚園から大学まで公立の学費は無料、という点です。残念ながらポーランド国外からの留学生は国公立大学であっても有料になります。大学によりますが、それでも日本の国公立大学と同程度以下であることが殆どのようです。
情報ソースのリンク先 一覧
・ポーランドの教育システム: EU National Education Systems Poland、Study in Poland
・ポーランドの大学数: Unipage
・日本の国公立大学数: 文部科学省