ポーランド人の味覚は日本人に似ているようです。
仕事で日本に来てくれたポーランドの方は皆さん、寿司が好きでした。 僕はアメリカの会社に務めていたことがあるのですが、僕と接したアメリカ人は出張で日本に来ても、日本食を食べたい、という人はいませんでした。でも、ポーランドの方達は「何が食べたい?」と聞くと決まって「寿司が食べたい」と言っていました。
1人だけ寿司が好きではない人が来日したことがありました。1回目に寿司屋さんに行った時に喜んで貰えなかったので、2回目に来た時に寿司屋以外のレストランを予約すると「何で寿司じゃないの?」って言われちゃいました。
ポーランドは国土が海に面している箇所が少なく、新鮮な魚介類が手に入りづらいのでポーランドで食べる寿司はあまり好きではない、というポーランドの方もいるのかもしれません。日本は海に囲まれているので魚介類は手に入りやすいんだよ、って話をすると、ポーランドの知人たちに羨ましがられます。ポーランドにも街中には寿司屋があったり、コンビニやスーパーでも寿司は売っているのですが、やっぱり日本とは違うようです。
知人が務めるポーランドの会社では、金曜日に残業していると同僚の皆で「そろそろ寿司を買いに行かない?」みたいな話になって、毎週金曜日は寿司を食べている、って話してくれる人もいました。
寿司だけではなく、僕の友人は緑茶も大好きでした。日本に来て緑茶が気に入ったので、東南アジアで飲んだら甘い緑茶だったので口に合わなかったようです。その後、日本の自販機で緑茶を買うときに「この緑茶、甘くないよね?」って何度も念を押されました。僕も正直、甘い緑茶は苦手なので気持ちは分かるのですが。
昔は日本人の味覚は特殊で寿司が好きなのは日本人だけ、と思っていましたが、どうやらそれは違っていました。少なくともポーランド人も日本人も味覚は似ているようです。