ヴロツワフ工科大学もIT関連を中心に英語コースを提供しています。
ヴロツワフ(Wrocław)については「学生の町・ヴロツワフ」で、ヴロツワフ大学(University of Wrocław)については「ヴロツワフ大学の歴史」や「ヴロツワフ大学の学部」で ご紹介しましたが、ヴロツワフにはヴロツワフ工科大学(Wrocław University of Science and Technology)やヴロツワフ環境・ライフサイエンス大学(Wroclaw University of Environmental and Life Sciences)といったヴロツワフ大学以外にも上位30位にランキングされている大学があります。ここでは、ヴロツワフ工科大学について ご紹介します。
ヴロツワフ工科大学(Wroclaw University of Science and Technology)は1945年にヴロツワフ大学から岐れて設立された大学です。Perspektywyによると、ポーランドの大学ランキングで6位、工業系の大学ではポーランド3位の大学です。息子が通っているのはヴロツワフ大学ですが、留学当初からヴロツワフ工科大学の学生さんたちとも縁があり、今ではヴロツワフ工科大学の卒業生とルームシェアをしています。息子の話を聞く限りは、ヴロツワフ工科大学の学生さんたちは知的な方が多いようです。
大学のホームページによると、22,949人の学生が14学部で学んでいます。14の学部は以下の通りです。(学部名は参考訳になります。)
建築学部、土木工学部、化学部、情報通信工学部、電気工学部、地球工学・鉱山・地質学部、環境工学部、経営学部、機械・動力工学部、機械工学部、技術の根本問題学部、エレクトロニクス・フォトニクス・マイクロシステム学部、純粋応用数理学部、医学部
ヴロツワフ工科大学は学術研究において、様々な研究機関や企業と連携しており、CERNやボルボ、ノキア、マイクロソフト、IBM、クレディ スイスともパートナーとなっています。
大学院の英語コースの数は学部生向けの英語コースの数の何倍もありますが、学部生向けにも下記の英語コースが用意されています。
コース名 | コース名(参考訳) | 期間 | |
---|---|---|---|
1 | Organisational Management | 組織経営学 | 3年 |
2 | Mechanical Engineering | 機械工学 | 3.5年 |
3 | Electronic and Computer Engineering | 電子情報工学 | 3.5年 |
4 | Applied Computer Science | 応用コンピュータ科学 | 3.5年 |
5 | Medical Informatics | 医療情報学 | 3.5年 |
6 | Bioeconomy | バイオエコノミー | 3.5年 |
注: バイオ エコノミーはダブル ディグリー プログラム。
IT関連の英語コースが半数を占めておりますが、医療情報の英語コースは珍しいです。 古いデータになりますが、ヴロツワフ工科大学は、2016年のポーランド国内の大学で留学生満足度2位でした。ヴロツワフは他のポーランドの主要都市に比べると寒さが少し緩やかで住みやすい街ですので、学びたいコースがあれば良い選択肢かもしれません。
ポーランド上位30大学の全てに英語コースはありますが、上位30大学名と その大学についての記事へのリンクは 「ポーランドの大学の英語コース」に一覧を掲載していますので、ご参照下さい。
情報ソースのリンク先 一覧
・ ヴロツワフ工科大学のランキング: Perspektywy
・ ヴロツワフ工科大学の学生数: ヴロツワフ工科大学 ホームページ
・ ヴロツワフ工科大学のパートナー: ヴロツワフ工科大学 ホームページ
・ ヴロツワフ工科大学の英語コース: ヴロツワフ工科大学ホームページ
・ ヴロツワフ工科大学の留学生満足度: studyportals