ブロツワフと学生生活

ポーランドから見た日本

<コスパ最高!のポーランド留学>
日本語が話せる人材はポーランドでは引く手あまた? なのかもしれません。

友人は お酒が入ると陽気にインテリな話をする人です。ヨーロッパと日本の違いで驚いたことなども、面白おかしく話してくれました。 「親日国、ポーランド」をはじめとした「ポーランドについて」シリーズで ご紹介したようなエピソードも クラクフに住んでいる友人が話してくれたことが中心です。

息子が友人宅に お邪魔したときも色々な話をしてくれたようで、息子はすっかり友人のファンになっていました。そんな友人が日本のクリスマスで驚いた話を息子にしてくれました。「丸の内のイルミネーション、知ってる? 凄いんだよ。たった1晩でセッティングされちゃうんだ。」

いつもながら、彼の驚くポイントは私の想像の斜め上を行きますが、確かにヨーロッパ、というより日本以外の国でこんなにも早く この手の作業や工事が終わることはないように思います。 ポーランドはヨーロッパでも この手の事を まじめにこなす国民性ですが、 友人は日本に慣れすぎたためか、遅れにイライラするようです。

友人はクラクフの駅まで息子を車で送ってくれたのですが、その際に電車が30分程遅れましたが、友人は「鉄道の職員を研修で日本に送ってやりたい」って言っていたそうです。 イタリアよりは 相当にマシなのですが。(エピソードの詳細は「イタリアに短期留学した息子の友人」をご覧下さい。)

息子は来年、インターンを控えていますが、インターンについて友人にアドバイスを求めたところ「おまえ、日本人なんだろう? 日本語が話せて、それだけ英語ができたら、ポーランドでは 色々なところで雇ってもらえるよ。」という答えが返ってきたそうです。

彼によると、ポーランドの企業は どこの企業も日本市場に参入したくてしょうがないらしいです。確かに、ヨーロッパの景気は良くないので、日本は狙い目なのでしょうね。 逆に韓国はポーランド市場を狙っており、韓国ではポーランド語ができる人材は引き抜かれる状態だそうです。

この話を聞いた時には、友人は相当に話を持っているのかと思っていましたが、後日息子はヴロツワフ大学の語学系の学科で日本語が話せると給料が高くなる、と言われている話を聞いたそうなので、どおやら本当のようです。

息子は 友人からは「こんなに英語が上手い日本人には会ったことがない」と言われたそうです。お気づきの事と思いますが、友人が会ったことのある日本人には当然、私も含まれており、息子の英語のレベルは私のレベルなどは とうの昔に超えています。私も英語を業務使いしていましたが、息子はアメリカ人の英語の先生のおかげもあり、留学前には私のレベルを超えていました。大学でも日々の授業で英語が鍛えられてるので、今では比べるのも おこがましいレベル差になりました。

ポーランドではアルバイトはウクライナの人たちが優先して雇われているので良いアルバイト先は見つかりにくいらしいのですが、フルタイムの雇用は比較的簡単なようです。 英語がヨーロッパ標準のレベルで話せて日本語が話せることでプレミアがつく状態なので、息子は現地で就職してしまうかもしれません。私としては、日本企業に就職して欲しいのですが、こればかりは蓋を開けてみないとわかりません。

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