ポーランドの大卒初任給は 羨ましいくらい高いです。
先日、息子と話をしていた際に、少しショックな話を聞きました。日本の大卒初任給よりポーランドの大卒初任給の方が高く、ポーランドの大卒初任給が年収で35,000ユーロ(約 546万円、1ユーロ = 156 円換算)だそうです!
日本の大卒初任給の平均は月約23万円です。これを年収換算すると、ボーナスが秋と冬に1ヶ月分づつ出たとして、320万円程度、2ヶ月分づつ出たとして370万円程度です。
大学院卒は更に高く、とあるIT系の会社では大学院卒の初任給は月20,000ズウォティ(約840万円、1ズウォティ = 35円換算)程度だとのことです。日本の大学院卒の初任給は月給 約25万円です。年収換算すると、ボーナスが秋と冬に1ヶ月分づつ出たとして350万円、2ヶ月分づつ出たとして400万円です。
ポーランドの平均月収は7,124 ズウォティ(2023年、1月~3月、約 25万円)で、日本の平均月収は30.7万円ですので、日本より安い賃金しか払われない層もいるのでしょう。
この給与は息子が仲良くしているヴロツワフ工科大学の学生さんから聞いたお話らしいので、学部によったり、大学によっても初任給は異なるのかもしれません。特殊事情があるとしても、ポーランドの大学を卒業すると、日本より物価の安いポーランドで日本より高い給与が得られるようです。
今のところ、ポーランドは日本より物価の安い国ですので、学部卒であれば、ポーランドで働いて生活した方が楽に生活できますね。
日本では大卒と大学院卒とで給与の差はあまり見られませんが、ポーランドでは給与の差が倍です。ポーランドの企業に就職するのであれば、圧倒的に大学院を出た方が良さそうです。これだけ給与差が出るのであれば、真剣に勉強する気にもなります。
ポーランドで就職が見つかりにくいか、というとそうでもないそうです。好景気が続いていて、就職には皆さん、あまり困っていないそうです。
息子には「卒業したら、一旦は日本に帰っておいで。」と言って送り出しましたが、帰国して日本で就職する理由が減り、悩ましい限りです。
情報ソースのリンク先 一覧
・日本の大卒初任給の平均: 令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況
・ポーランドの平均賃金: TAKE-PROFIT.ORG