ヨーロッパでは国境を越えて編入できます。
日本では他の大学に編入することは一般的ではありませんが、海外の大学は制度として確立している国もあります。代表格はアメリカの大学で、トランスファーという制度で単位を他の大学に移すことができます。
その昔、米国が教育を立て直す際に導入した制度らいしいのですが、理論上は近所の大学に入学して名門校を卒業できるので受験に膨大なエネルギーを費やして大学に入学する意味がなくなる、と僕に英語を教えて下さった先生は仰っていました。
アメリカの名門校の大学の学費があまりに高すぎるので、最近は1-2年次は近所の安い大学に通って、それ以降に有名大学に編入しようとする人が増えている、という話も聞きます。
ヨーロッパにも単位互換制度があり、ポーランドもその制度に加盟しています。ポーランド国内の他の大学に編入したり、ヨーロッパ単位互換制度(European Credit Transfer and Accumulation System)に加入する他国の大学に編入することもできるようです。どのようなシステムを使うのかは分かりませんが、何故か同じ大学の他の学部や学科に移る事もできるようです。ネゴの世界のようですが、、
うちの息子は後で変えることができる軽い気持ちで、とりあえず経営学科を選んで入学しました。今ではヴロツワフ大学の経営学科の勉強が面白いらしいので、単位互換制度を使用して他の大学に編入したり、同じ大学の他の学部や学科に移ることは考えていないようです。
ポーランドの友人の息子は自宅からそれほど遠くない大学に通っていたらしいのですが、彼女が別の大学に移ったので自分もその大学に行くと言い、別の町に住んでいるそうです。友人も普通のこととして受け止めていました。ポーランドでは別の大学に移るハードルは低いのかもしれません。
情報ソースのリンク先 一覧
・ヨーロッパ単位互換制度: Wikipedia