ヨーロッパの学生や教職員の交換プログラムは凄いです。
EUにはエラスムス(Erasmus、European Region Action Scheme for the Mobility of University Students)という制度があります。エラスムスのホームページによると、は35年の歴史があるプログラムで、年間300万人の学生がエラスムスの交換留学プログラムを通じてヨーロッパ域内の他の大学で学んでいるとのことです。
このプログラムは7年毎に更新していますが、現在のプログラム名はErasmus+で、予算は前期間の倍の7年間で260億ユーロです。(約3兆9千億円、1ユーロ =150円時)
もちろん、この金額全てが交換留学に使われているわけではありません。エラスムスは学生や生徒が国外の大学で学ぶことだけが主眼ではなく、学校間で協力して事例の交換を行ったり、専門知識を共有することで新しいものを生み出したり、新たな研究開発を行ったりする活動も含まれます。
エラスムスに参加している国はEUが主体です。エラスムスの全ての活動に参加している国は以下の通りです。
EU加盟国: ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン
非EU加盟国: 北マケドニア、セリビア、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、トルコ
プログラムに部分参加している国もヨーロッパ域外を中心に多くあります。 部分参加している国にはアメリカ、カナダ、イギリス、スイス、日本などがあります。
エラスムスの交換留学については、次のブログで書かせて頂きます。
情報ソースのリンク先 一覧
・留学者数等: エラスムス公式ページ
・エラスムスの予算、大学間の協力: Europass Teacher Academy