ポーランドの大学の英語準備コース

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息子がポーランドの大学に進学する前に、「ポーランドで英語を勉強したい」と言い出したことがありました。当時探してみたところ、大学の英語準備コースは見つかりませんでしたが、改めて調べてみると、さまざまな大学で提供されていることが分かりました。そこで今回は、ポーランドの大学の準備コースについてご紹介します。

ポーランドの大学付属の準備コース

ポーランドの多くの大学では、入学に必要な学力を身に付けるためのコースが用意されています。

ポーランドの大学の準備コースには、英語やポーランド語の入学要件を満たすための語学中心のコースと、基礎学力も含めて授業を提供するコースの2種類があります。前者は単に「準備コース」(Preparatory Course)と呼ばれることが多く、後者は「ファンデーション・イヤー」(Foundation Year)と呼ばれることもあるようです。

大学の準備コースやファンデーション・イヤーは、その大学に入学することを前提としているものが多いようですが、コース終了後に他の大学への進学を明確に禁止しているという記載がある大学は、私が調べた範囲では見当たりませんでした。ただし、公式ページでは公開されていない何らかの制限がある可能性も考えられると思います。

準備コースの例

ポーランドの大学の準備コースの具体例は以下の通りです。

1. ワルシャワ大学

ワルシャワ大学では、英語による学位取得に必要なB2レベルの英語力を習得することを目的としたファンデーション・イヤーを提供しています。期間は2セメスターで、コースを修了した学生は選択した学位プログラムに入学することができます。コース参加に必要な英語力は、IELTS 4.5以上です。

2.ワルシャワ工科大学

英語準備コースとファンデーション・イヤーの両方を提供しています。英語準備コースは、入学に必要な英語要件を満たすための英語の授業を提供します。期間は3ヶ月と2セメスターの2種類があり、2セメスターの料金は18,000ズウォティ(約70万円)です。

ファンデーション・イヤーは、同大学の学士課程に進学するために必要な、英語力を含む基礎学力を身に付けることを目的としたコースです。数学、物理、化学、情報技術、工学、工学のための英語、ポーランド語、ポーランド文化などが学べ、期間は2セメスターです。

3.アダム・ミツキェヴィチ大学

アダム・ミツキェヴィチ大学には、医学部に進学する学生向けに「PRE-MEDプログラム」という準備コースが設けられています。ワルシャワ工科大学のファンデーション・イヤーと同様に、英語だけでなく、生物、化学、物理、ポーランド語といった科目の授業があります。期間は2セメスターで、入寮が可能である旨が記載されています。

4.ヴロツワフ大学

ヴロツワフ大学には、ポーランド語の準備コースと英語の準備コースの2種類があります。英語コースは、入学の際に必要な英語要件であるIELTS 5.5またはTOEFL 550を取得するためのコースです。期間などの詳細は記載されていません。

結論

ポーランドの大学の準備コースには、入学に必要な語学要件を満たすためのものから、基礎学力を補うためのものまで幅広くあり、中には英語に特化した準備コースもあります。授業料も、他の留学先に比べれば、若干安めな程度だと思います。

ただし、ポーランドの生活費は日本の生活費とあまり変わらないため、現地での生活費は決して軽視できません。入学に必要なIELTS等のスコアを取るための代替手段は日本にも多くあります。単にIELTSのスコアを伸ばすための目的ではコスパが良い選択肢だとは思われませんが、長期の留学の前に数カ月間ポーランドでの生活を試してみる目的であれば、予算が許せば、悪くない選択肢かもしれません。

情報ソースのリンク先 一覧
・ ワルシャワ大学のファンデーション・イヤー: ワルシャワ大学 公式サイト
・ ワルシャワ工科大学の語準備コース: ワルシャワ工科大学 公式サイトワルシャワ工科大学 English Language Centre
・ ワルシャワ工科大学のファンデーション・イヤー: ワルシャワ工科大学 公式サイト
・ アダム・ミツキェヴィチ大学の準備コース: アダム・ミツキェヴィチ大学 公式サイト
・ ヴロツワフ大学の準備コース: ヴロツワフ大学 公式サイト

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