ヨーロッパ旅行

ベルリン旅行①

<コスパ最高のポーランド留学>
〜ドイツとポーランドを比較して〜

 初めまして、息子です。たまには記事を書いてみてくれということで筆を執っています。見たところポーランドや、ポーランドの大学については既に多くの記事が存在している様なので、少し話題を変えて、僕が留学中に行った旅行について書いていこうかと思います。『旅行』はヨーロッパ留学の醍醐味の一つでございますから。時々、自分の住む街を飛び出して他の街や国を訪れてみると、見えてくる新たな世界があります。今回の目的地はベルリン、少し批判的な内容を含みますが、肌で感じたことを率直に書いていきます。

ヴロツワフからベルリンへ

 ヴロツワフからベルリンまでは電車でもバス利用でも凡そ4時間半から5時間ほどの道のりです。ベルリンはドイツの首都であり、様々な文化の入り乱れるコスモポリタン的な都市なので退屈はしないだろうということから、留学中初の旅行先に選びました。今回はFlixBusの利用で往復44€です。朝早くの出発でベルリンに到着したのは昼過ぎでした。

その国の経済力はしばしインフラに現れるとはよく言われますが、ポーランドとドイツはどうでしょうか?

昨年(2023年)、日本を抜いてGDPで世界3位となったドイツ、一方で一人当たりのGDP(PPP)で見れば、ポーランドは日本のすぐ後ろに迫る勢いです(2022年)。

順位国名一人当たりのGDP(2022年)
1位ルクセンブルク146,457
2位アイルランド133,823
3位シンガポール127,607
4位ノルウェー121,259
5位カタール114,049
11位米国76,330
19位ドイツ66,616
42位日本46,850
43位ポーランド46,610
OECD諸国55,672
ワールドバンクより引用

個人的な感想になりますが、ポーランド側とドイツ側の道路には明らかな違いがあったと思います。基本的に開けた野原に高速道路を敷いた『アウストラーダ』と呼ばれるポーランド側の高速道路、時にはアスファルトではない砂地のような質感の地帯もありました。それに対して日本のように質感の統一された道路に、定期的に設置された無人の休憩所のあるドイツの高速道路『アウトバーン』を走っている間は揺れも少ないと感じました。民主化から未だ三十数年、急激に経済成長を遂げたポーランドですが、時々その急速な発展と引き換えに生まれた歪みのようなものを感じる時があります。
そんなポーランドも好きだから、この地にいるんですけどね(笑)
ドイツ圏の道路に入って「やっぱり経済大国だなぁ」。
ヴロツワフの街の中に引きこもっていてはわからない、旅に出ると色々な世界が見えて面白いですね。

二度目の訪問

 実はベルリンを訪れるのはこれが初めてではありません。
2020年の2月、高校の卒業旅行で一度この地を訪れているのです。
当時はコロナが蔓延し始めた頃で、ドイツを含めた三週間の旅行でしたが、コロナ蔓延マップを見ていると、僕達が去った地で次々にコロナが蔓延し、逃げるように旅を終え、ついに日本で追いつかれました(結局当時は誰もコロナに罹らなかったので持ち込んだのは僕達じゃないですが)。帰ってきたら世界はとんでもないことになっていて、予定していた卒業式も僕達は特別待遇、別途で式が執り行われたというのも今となっては良い思い出です。

 さて、この地を再び訪れて何を思うか、
コロナ前と後で何が違って思えたかと申しますと、
 率直な感想としては、路上のゴミが増えたなというものでした。
もしかしたら、前回は細かいところまで注意して見ていなかっただけなのかもしれませんが、ベルリンの路上ゴミの量には目を見張るものがありました。一般的に首都や人の集まる大きな町は往々にしてゴミも多いのは正しい指摘ですが、それを差し引いたとしてもベルリンのゴミは印象的でした。

ヴロツワフと比較して(まとめ)

 ヴロツワフとベルリンを比較して見えてきた着眼点は二つ。

  • 長距離インフラ(高速道路)の充実性
  • 街中のゴミの量

 一つ目の高速道路のクオリティはやはりドイツに勝るものがありますが、
ポーランドの夜もまだ開けたばかりですので、30年後にどうなっているかが楽しみです(数年前まではAmazonもポーランドにはなかった)。
 

二つ目についてはある意味では首都の性と言えるのかもしれませんが、ワルシャワと比べたとしても、もう少しどうにかならないものか。ベルリンはとても魅力のある街なのですから、住む人や、訪れる人にとって街が快適であるのに越したことはない様に思えます。

次回はベルリン観光、ドイツの首都の見どころを深掘りしていきます。

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