ウッチ大学にはユニークな英語コースや取り組みがあります。
ウッチ大学は1945年に3つの高等教育機関を引き継ぐ形で設立されました。3つの高等教育機関は教員養成機関、高等社会経済科学学校、ワルシャワにあったポーランド自由大学の地方分校です。
第2次大戦でワルシャワが壊滅的な打撃を受けたためか、ポーランド自由大学の教授が設立に中心的な役割を果たし、設立直後(1945 ‐ 1946年)には7,000人の学生が6学部で学んでいたそうですが、現在では約24,000人の学生が13学部で学んでいます。留学生も3,000人いますので、留学生比率も比較的高い大学です。
大学のホームページによると、パートナー企業のビジネスエキスパートが授業に招待されて公演をするようですが、パートナー企業名には富士通、アクセンチュア、デロイト、HP、シティバンク、フィリップス、PwCなどが名前を連ねています。
ウッチ大学には、物学・環境保護、化学、経済学・社会学、文献学、哲学・歴史学、物理学・応用情報科学、数学・情報科学、地理学、教育学、法学・行政学、経営学、国際関係・政治学の学部があります。(学部名は参考訳になります。)
学部生向け英語コースは以下の通りです。
コース名 | コース名(参考訳) | 期間 | |
---|---|---|---|
1 | Business Management | 経営学 | 3年 |
2 | Computer Science | 情報工学 | 3年 |
3 | Digital Communication& Social Media in Management | 経営におけるデジタル コミュニケーションとソーシャル メディア | 3年 |
4 | Economics | 経済学 | 3年 |
5 | English Studies | 英語学 | 3年 |
6 | International and Political Studies | 国際政治学 | 3年 |
7 | International Marketing | 国際マーケティング | 3年 |
8 | Management and Finance | 経営と財務 | 3年 |
9 | Polish Studies with English | 英語によるポーランド研究 | 3年 |
ウッチ大学は デジタル コミュニケーションとソーシャル メディアを切り出して経営と結び付けて英語で学べる学科として提供したり、グローバルな大企業の講演を聞けたり、とユニークな試みがみられる大学だと思います。そういった試みに 面白さを感じる方には良い選択かもしれません。
ポーランド上位30大学の全てに英語コースはありますが、上位30大学名と その大学についての記事へのリンクは 「ポーランドの大学の英語コース」に一覧を掲載していますので、ご参照下さい。
情報ソースのリンク先 一覧
・ ウッチ大学について: WikiPedia、ウッチ大学ホームページ
・ ウッチ大学の英語コース: ウッチ大学ホームページ