ヴロツワフ大学の学生寮は安いです。
ポーランドでも寮にはいる学生が多いので、ヴロツワフ大学も寮は充実しています。ヴロツワフ大学の寮には以下のタイプがあります。
① ルーム シェアタイプ: 4つの部屋で共用施設をシェア。
② 典型的な学生寮タイプ: フロアにある多くの部屋で共用施設をシェア。
いずれのタイプもバス、キッチン、トイレは共用です。
一見すると、シェアルームタイプが良いように見えますが、シェアルームタイプは4つの部屋の住人で掃除を分担しなければならず、また、4つの部屋で人間関係が凝縮してしまい、人間関係が狭くなってしまう、といったデメリットもあるため、息子は典型的な学生寮タイプを選んでいます。
共用スペースには集会所のような部屋もあり、そこにはテレビが設置されているらしいのですが、テレビを見ている人は殆どいないそうです。若い世代のテレビ離れは日本だけの現象ではないですね。
学生寮には食堂ないので、自炊しなければなりません。キッチンにはオーブンを始めとした調理器具があり、共同で利用しています。1つの部屋は大体8畳程度で、冷蔵庫は各部屋にあります。2人部屋の場合、冷蔵庫は共用です。
館内放送は基本的にポーランド語らしいのですが、重要な事は英語で流れるので不自由はないそうです。
料金は寮によって異なりますが、2人で1部屋と1人で1部屋の両方が選べ、金額は光熱費込みで二人一部屋が2万円弱、一人一部屋3万円弱です。世界的な燃料高の中で、厳しい寒さの冬の光熱費を考えると、殆ど光熱費で消えてしまう金額なのではないかと思います。その費用だけで借りられる学生寮は本当に安いです。
息子は1月から一人部屋に移っていますが、寂しい思いをすることはまずないようです。同じフロアには仲の良い友人も多く、ご飯に誘ったり誘われたり、といった感じのようです。
ちなみに、寮は男女同じ棟のようです。フロアは違うらしいのですが。また、寮には50歳ぐらいの学生の方も いるそうです。