できなくはないようですが、現地でのアルバイトは難しそうです。
ポーランドでは学生が在学中にアルバイトすることは認められています。 息子の元ルームメイトもアルバイトに勤しんでいて、月9万円ぐらい稼いでいたそうです。大学はアルバイトをするにあたってある程度の制限を設けているようですが、留学生でも現地で簡単なアルバイトぐらいはできるようです。
慣れないうちのアルバイトはお勧めしませんが、慣れればアルバイトをするのも良いかもしれません。知り合いはアメリカ留学していた時に寿司屋でアルバイトして学費を稼いでいたそうです。ポーランドでも寿司屋は沢山あるので、寿司屋でアルバイトしている日本人もいるのかもしれません。
とはいえ、日本の大学とは違い、欧米の大学の授業についてゆくだけで相当に大変ですし、アメリカとは異なり、ポーランドでのアルバイトの時給は日本でのアルバイトの時給より安いので、アルバイトをしなくて済むのであればそれに越したことはありません。
ポーランドは学生のアルバイトには寛容でも、就職には寛容ではありあせん。他のヨーロッパ諸国より移民に厳しい国ですので、卒業後にポーランドの会社に就職することはハードルは高そうです。
ポーランドの大学を卒業すると、申請すれば何か月かはポーランドに滞在できるようです。その期間に職を探すことはでき、その間に就職できれば就労ビザを発行して貰えるのでしょうが、就職できるかどうかは分かりません。そもそも、日本より新卒者に優しい国は無いと思います。
ヴロツワフ大学の経営学科は大学授業の一環としてインターンがあるようですが、インターンを利用してインターン生を受け入れた会社と関係を作って採用してもらう、というのはあると思います。欧米ではこんな新卒採用形態は一般的なようです。
現時点では、日本の大学を卒業した人に比べて海外の大学を卒業した人の方が就職に有利という話は聞きません。しかし、以前にも書きましたが、疑似留学とも言えそうな学習環境を提供する国際教養大学が2004年に設立されて20年立たないうちに偏差値で上位5位以内の大学になったり、偏差値上位の大学が英語教育重視の学校が多いことを考えると、すでに一部で有利なのかもしれません。
通年採用を行う企業も増えて来ているようですので、日本企業に就職するのに不利な要素はかつてよりは減ってきていると思います。一旦は日本に帰ってくる方が無難だと思います。
25回にわたってポーランドの大学について書いてきましたが、ポーランドの大学については一旦ここで終了したいと思います。ここまで お付き合い頂きまして、ありがとうございました。次回からは留学準備について書かせて頂こうと思います。
引き続き お付き合いください。