
息子が留学して間もない頃に書いた「持って行って良かったもの(1)」では、iPadは持って行ってよかったもの、と ご紹介しましたが、3年生も終盤に差しかかった現在ではあまり活用されていないようです。結局、本当に必要だったデジタル デバイスについて書かせて頂きます。
1年生の頃、iPadは大活躍
留学1年生のころは、確かにiPadは重宝していたようです。そのころは座学も多くてノートを取ることも多く、iPadはノート替わりに重宝していました。第二世代のApple Pencilはダブルタップすると消しゴムに切り替わるので、ノートを取るときに便利だったようですし、場所を取るノートを持ち歩かなくて済むメリットもありました。
大学では教科書は電子媒体で配布されますが、教科書を読む媒体としても重宝していました。教科書を大量に読む宿題が出るも科目もありましたが、iPadで読んでいたようです。もちろん、パソコンでも教科書を読むことはできますが、当時はiPadで読むことの方が楽だったようです。
徐々に使われなくなったiPad
一時期はテスト勉強をするにしても、iPadがなければできない状態でしたが、2年生になるころには徐々に重要度が低下し、3年生となった今では殆ど使っていないようです。
ちゃんと理由を聞いていないのですが、学年があがるにつれて、ノートを取ったり教科書を読むような必要性が減る代わりに、プレゼンをしたり、レポートを書いたりする作業の方に重きが置かれていったことが原因のように思います。もしかしたら、タイピングスピードが上がったので、手で書くよりもパソコンでメモを取った方が早くて便利なのかもしれません。
結局、タブレットは「あれば良い」レベルのものでした。
みんなが持ているパソコン
本当に必要なデジタル デバイスはスマホとパソコンだけでした。大学にもよると思いますが、息子の学科では無料でOffice365のアカウントが付与されるので、ExcelやWordが入っていないパソコンでもOKでした。(大学や学部によって異なる可能性はあると思いますので、あくまでヴロツワフ大学 経営学科の例として ご認識下さい。)
パソコンはWindowsベースのものであっても、MacOSベースのものであってもどちらでも良いと思うのですが、iPhoneとの連携でMacの方が便利なので、息子の周りの留学生はMacを選んでいるようです。
iPhoneとの連携だけでなく、壊れた時の修理もポーランドでも受けられるので良いとは思うのですが、反面、価格はWindowsベースのパソコンより高いので、Windowsベースのパソコンが主流だと思っていました。ポーランド国外から留学してくる学生がMacユーザーが多い理由は、どこの国からの留学生もお金持ちが多いからなようです。
とある大学授業で1ヵ月の生活費について話すことがあったそうですが、息子の1ヵ月の生活費は せいぜい月10万円のところ、他の国から来ている留学生の1ヵ月の生活費は30万円だったそうです。 息子の留学生の友達は、政府関係者やお金持ちの子弟が多いらしいのですが、1ヵ月の生活費に30万円出せるなら、多少高めのMacを買っても気にならないのでしょうね。