体育の授業

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卒業のサバイバルゲームではクラスメイトはかなり重要です。

2年生の前期に息子は乗馬の授業 を受けようとしましたが、初心者にはレベルが高すぎたので挫折したことは「乗馬の授業」に書きました。2年生の後期にも体育の授業はあったのですが履修届を出さずじまいだったので、結局3年生になってからの履修となりました。

前回の記事「卒業論文」でも書きましたが、ヴロツワフ大学経済学科の履修届はオンラインで日本からでもできます。夏休みで帰国していた息子は、家からオンラインで履修届を出していました。始めはウォーキングの授業を取ろうとしたのですが人気の授業で履修できず、結局バトミントンの授業を履修することになりました。

ポーランドでラケットを買うと高くつくので、日本でYONEXのラケットとシャトルを買ってポーランドに戻りましたが、授業に出てみると、皆が持っているラケットはYONEXばかりだったそうです。

乗馬の授業と同様、ヴロツワフ大学の体育の授業はポーランド語です。ポーランド語は単位を取るギリギリ程度しか勉強していない息子は指示がポーランド語なので何を言っているのかが分からず、少し困っていましたが、趣味で日本語を勉強しているポーランド人の知人に助けてもらったそうです。

バトミントンの授業を受けた学生は他にも、経営学科のウクライナ人カップルがいました。この2人は昨年、プレゼンで同じチームだったのですが、それ以来、親しい友人たちです。EU法を2回ほど落とした時に、息子に「まとめノートのコピーが欲しい」と言われて、コピーを渡したこともあるそうですが、バトミントンの授業後に2時間ほど立ち話をした時に、この2人も卒業論文はEU法を選んだ、と言っていたそうです。 

2年生の前期が始まるころは、日本人を含むアジア系留学生の多くがドロップアウトしてしまいました。ポーランド人の学生や他のヨーロッパ諸国や中央アジアからの留学生は相当に優秀に見えて気おくれしたところもあったように思いますが、実際には同じように苦労していることが分かり、3年生となった今は少し精神的に余裕があるように見えます。

クラスでいつも一緒に行動している友達はいないようですが、何となく孤立することはなく、授業でチームを組む場面では誰かしら誘ってくれるそうです。最近は中央アジアの政府高官の子弟や弁護士の子弟と交流することも多いようです。 その中の1人で中央アジアの出身の留学生は一族に大統領がいるのですが、「大統領になんかなるもんじゃあない。親戚が大統領を辞めたら何されるかわからないので、卒業後もポーランドで生活したい。」なんて言っているそうです。

日本人としては相当に特殊な人脈を持っている息子ですが、卒業後にその人脈が生きるかどうかは分かりません。仮に直接生きなくても、日本とは全く違う環境で育った留学生たちに接することで、豊な考えを持てるようになるんだろうな、と思っています。