ポーランドの音楽大学は英語で授業が受けられるプログラムが充実しています。
ポーランド最高峰の音楽大学であるショパン音楽大学(The Fryderyk Chopin University of Music)は日本でも有名ですが、ショパン音楽大学以外にもポーランドには以下のような音楽大学があり、英語で学べるプログラムが用意されている音楽大学も多くあります。
クラクフ音楽大学(Academy of Music in Kraków)
正式名称はクラクシシュトフ・ペンデレツキ記念クラクフ音楽アカデミー(The Krzysztof Penderecki Academy of Music in Kraków)です。2020年に作曲家であるヴワディスワフ・ジェレンスキ氏の名前を冠したクラクシシュトフ・ペンデレツキ記念クラクフ音楽アカデミーの名称に変更していますが、それ以前はクラクフ音楽大学(Academy of Music in Kraków)という名前でした。クラクフ音楽大学の名前の方が検索結果で表示されます。英語で授業が提供されるプログラムの記載は見当たりませんでした。
ウッチ音楽大学(Academy of Music, Łódź)
正式名称は グラジナ ・ キェイストゥット バツェヴィチ記念 ウッチ音楽大学(The Grazyna and Kiejstut Bacewicz University of Music in Lodzの参考訳)で、ポーランド初の女性作曲家でバイオリニストのグラジナ バツェヴィチとポーランドの作曲家で同大学の学長を務めたキェイストゥット バツェヴィチを記念して1992年に現在の名前になりました。英語でも授業を提供しており、楽器演奏学部(Faculty of Instrumental Performance)と舞台芸術学部(Faculty of Performing Arts)は英語で授業が提供されるプログラムも用意されています。
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽大学(Feliks Nowowiejski Music Academy)
ポーランドの作曲家で指揮者であったフェリクス・ノヴォヴィエイスキの名前を冠したブィドゴシュチュにある音楽大学で、元々はウッチ音楽大学の分校でしたが、1979年に独立した音楽大学となりました。楽器演奏学部(Faculty of Instrumental Performance)は英語で授業が提供されるプログラムも用意されています。
ヴロツワフ音楽アカデミー(Wrocław Academy of Music)
正式名称はカロル・リピンスキ音楽大学(Karol Lipiński Academy of Music)です。1948年に設立され、バイオリニストのカロル・リピンスキの名前を冠した現在の名前になったのは1981年からですが、ヴロツワフ音楽アカデミーの方が検索結果で表示されます。英語で授業が提供されるプログラムも用意されています。
カロル・シマノフスキ記念カトヴィツェ音楽アカデミー(The Karol Szymanowski Academy of Music in Katowice)
作曲家のカロル・シマノフスキの名前を冠した音楽大学で、ジャズ・ポピュラー ミュージック学部があるユニークな大学です。英語で授業が提供されるプログラムも用意されています。
シュチェチン芸術アカデミー(Szczecin Art Academy)
シュチェチンにある芸術大学の6つの学部のうち、音楽に関連する学部が3つあります。英語で授業を提供しているとの記載は見当たりませんでした。古い記事では英語で提供していた記述もあり、現在も英語での授業は提供されているのかもしれません。
これらの大学より圧倒的に知名度の高いショパン音楽大学については次回 ご紹介します。
情報ソースのリンク先 一覧
・ ポーランドの音楽学校: Wikipedia
・ クラクフ音楽大学: 大学ホームページ
・ ウッチ音楽大学: 大学ホームページ
・ フェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽大学: 大学ホームページ、Wikipedia
・ ヴロツワフ音楽アカデミー: 大学ホームページ
・ カロル・シマノフスキ記念カトヴィツェ音楽アカデミー: 大学ホームページ
・ シュチェチン芸術アカデミー: 大学ホームページ