ニコラウス・コペルニクス大学はコペルニクス生誕の町にある理系の大学です。
ニコラウス・コペルニクス大学(Nicolaus Copernicus University in Toruń)は1945年に設立された、トルンにある公立大学です。地動説を唱えたニコラウス・コペルニクスは このトルンの出身です。
トルンは人口約20万人の町ですが、ゴシック建築が最も多いポーランドの都市として知られ、トルンの旧市街地は「中世以来変わらぬ旧市街がヨーロッパ一美しい」とまで言われているそうです。コペルニクスの生家は この旧市街地の一角にあり、今では博物館として保存されています。現在は工業都市でもあり、シャープの工場もあります。
ニコラウス・コペルニクス大学には以下の16学部があり、約18000人の学生が学んでいます。(学部名は参考訳となります。)
生物獣医科学部、化学部、地球科学・空間管理学部、経済科学・経営学部、美術学部、健康科学部、歴史学部、人文学部、法・行政学部、数学・コンピューターサイエンス学部、医学部、薬学部、哲学・社会科学部、物理・天文学・情報学部、政治・安全保障学部、神学部
医学系の学部があるポーランドの総合大学は珍しいですが、2004年にビドゴシュチ医学校(Medical Academy in Bydgoszcz)を吸収した際にできた学部だそうです。
ニコラウス・コペルニクス大学では以下の学部生向け英語コースがあります。(医療系を除く。)
英語コース | 英語コース(参考訳) | 期間 | |
---|---|---|---|
1 | Chemistry | 化学 | 3年 |
2 | English Studies | 英語学 | 3年 |
3 | Management | 経営学 | 3年 |
4 | Digital Economy | デジタル・エコノミー | 3年 |
「Digital Economy」はDX(デジタル・トランスフォーメーション)を扱う学科で、e-コマース、フィンテック、ビッグデータ、IoT、デジタル マーケティングといった分野も含まれるようです。
息子に言わせると「ヨーロッパ一美しい」と言われている町はヨーロッパ中にあるらしいので、トルンが一番かどうか定かではありませんが、ユニークな学科もあり、 小さめだけど美しい街で過ごすのも悪くないかもしれません。
ポーランド上位30大学の全てに英語コースはありますが、上位30大学名と その大学についての記事へのリンクは 「ポーランドの大学の英語コース」に一覧を掲載していますので、ご参照下さい。
情報ソースのリンク先 一覧
・ トルンについて: Polska、Wikipedia
・ コペルニクスについて: Wikipedia
・ ニコラウス・コペルニクス大学について: ニコラウス・コペルニクス大学 ホームページ
・ ニコラウス・コペルニクス大学の学部: ニコラウス・コペルニクス大学 ホームページ
・ ニコラウス・コペルニクス大学の英語コース: ニコラウス・コペルニクス大学 ホームページ