ブロツワフと学生生活

留学1年目のまとめ(1)

<コスパ最高!のポーランド留学>
私立大学に通うよりはかかりますが、地方の国公立大学に進学するよりは安くつきます。

お陰様を持ちまして、ブログ「コスパ最高!のポーランド留学」は100回目の投稿を迎えました。拙い投稿を読んで下さり、本当にありがとうございます。ご感想を寄せて下さった方々のコメントも本当に励みになりました。重ねて御礼申し上げます。

このブログを始めた時には1ズウォティは30円以下でしたが、現在は35円程度です。ズウォティやユーロで支払うものが円換算して1.2倍になってしまいました。そこで、本当に「コスパが良かったのか?」について、3回に分けて書かせて頂きます。

今回は1年目に掛かった費用と日本の大学でかかる費用と比べてみようと思います。円安傾向は続いていますし、物価もこれからも上がる可能性はあると思いますので、あくまで参考情報として捉えて頂ければと存じます。

項目金額
入学申し込み費用 5,000円(35ユーロ)
授業料(初年度)約45万円(3,650ユーロ、次年度から3,500ユーロ)
ビザ取得にかかった費用約 3万円
留学保険約 8万円
渡航費用約 14万円
現地で買った生活用品約 15万円程度
寮費約 月3万円 x 12 = 36万円
現地での生活費約 月5万円 x 10.5 = 53万円
注: 当時のレートを使用。現地の生活費は夏休み中は帰国でかからないため、それを差し引いて計算。

これに夏休みの帰国費用約20万円(往復)を足すと、初年度で約200万円程度になりますが、これが最低限かかる費用です。この費用の中には息子がヨーロッパ旅行で使った金額は含まれていません。2年目もざっくりと200万程度になると思います。

ポーランドを始めとしたヨーロッパの大学は3年制ですので、留年せずに卒業すると総額で大体600万円程度かかる計算になります。一方で日本の大学を卒業するまでにかかる授業料等は以下の通りです。

国立大学240~260万円 (4年間)
私立大学(文系)390万円 (4年間)
私立大学(理系)540万円 (4年間)
私立大学(その他)500万円 (4年間)
私立大学(医歯系)2,300万円 (6年間)
平成30年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額
ソース: マネープラザ ONLINE

上記の金額は授業料、入学金、施設設備費用が含まれます。自宅から日本の大学に通うのであれば、日本の大学の方が安くつきます。もっとも、定期代が高かったり、少しズウォティ安になると 理系の私立大学に通うのと あまり変わら程度になります。 ヨーロッパ旅行に頻繁に出かけなければ、ですけど。

首都圏以外の大学生の1月あたりの生活費は11.5万円ですので、地方の大学の場合、年間140万円程度、追加でかかることになります。4年間で生活費は560万円かかりますので、国立大学でも4年間の合計800万円程度になる計算です。

ざっくり言うと、ポーランド留学は私立大学に自宅から通うより費用がかかるけど、地方の国公立大学に進学するよりは安い、ということになります。

これが安いか高いかは大学生活で何を得たか、によると思いますが、次回は そのあたりについて書かせて頂こうと思います。

情報ソースのリンク先 一覧
・ 私立大学の学費: マネープラザ ONLINE
・ 大学生一人暮らしの生活費: タウンワーク マガジン

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