実家の部屋と留学先の部屋では落差が大きいです。
前回に続き、息子が旅行中で記事を書けませんので、私の方で書かせて頂きます。
息子は大学2年生になってから、ポーランド人2名とアパートで暮らしています。以前のブログでも書かせて頂きましたが、大学の寮があまりキレイではなかったので、アニメクラブの友人に誘われてルームシェアをしています。
アニメクラブの友人は、ヴロツワフ工科大学の大学院を卒業して、昨年の秋にはデータベースをメンテナンスする仕事をしていましたが、3カ月ほどで辞めてしまい、実家に帰ってしましました。彼が務めていた会社は少しブラックなところがある会社だったようで、体質的に合わなかったようです。
彼は大学を卒業するので寮を出なければならず、勤め先がヴロツワフの近くだったので、そのアパートを借りたのですが、会社を辞めて実家に帰ってから半年経っても戻ってきていないようです。家主さんとは個別に契約しているので、誘ってくれた彼が取りまとめて払っているのではないのですが、荷物は まだ彼の部屋に置いてあり、半年間、住まずにずっと家賃を払い続けているようです。
実質、ルームメイトは1名なのですが、そのルームメイトも週末や長い休みになると実家に帰ってしまいます。なので、休みの日は一人暮らしの状態です。
息子は実家にいるときには、部屋を片付けるのが得意でない典型的な若い男の子でしたが、特にアパートに移ってからはキレイに過ごすようになりました。最近の息子のお気に入りの考え方がHYGEE(ヒュッゲ)です。
デンマークは幸福度調査で上位にランクインする国ですが、ヒュッゲはデンマークの人たちが幸せに暮らす上で大切にしている考え方です。幸せに暮らす上で、モノを大切にして、余計なものを持たず、自分の好きなモノに囲まれて、自分が暮らしている空間を人間関係も含めて心地良い状態に保つことを重視する、というのがヒュッゲの考え方です。(ヒュッゲは もう少し奥の深い考え方だと思いますが、息子に特に影響のあった部分だけを強調しています。)
デンマークに旅行してヒュッゲの考え方に出会ってからは、息子は更に部屋をキレイに使うようになり、モニタ越しでもミニマムで息子が心地よいと感じる部屋を維持している様子が良くわかります。実家の部屋とはかなりの落差があります。
本人も落差を認識していて、今回帰国したら大規模な断捨離をするようです。モノ以外に大事な価値があるものを見つけた、ということなのでしょうが、よくここまで変わるものだ、と感心しています。