もしかしたら、時間を守るのは日本人だけなのかもしれません。
「日本の新幹線って、本当に凄いと思う。たった5分遅れただけで、お詫びのアナウンスが流れるんだけど。イギリスの列車なら1時間遅れてもお詫びのアナウンスなんか流れないよ。」ってイギリス出身のアメリカ人の知人が言っていました。私にはイギリス人が時間にルーズなイメージはないので、彼がそんなことを言うので驚いたことがあります。
昔は「時間厳守は全世界共通のビジネスルール」と思っていましたが、ヨーロッパの人も、東南アジアの人も、日本人ほどには時間に厳しくない、ということを、ここ数年で理解しました。
タイの人達は非常にまじめだと思うのですが、日本人のようには時間を守りません。タイに駐在している日本人が、もしタイ人が日本人のように時間を厳守したら暑さで参ってしまうだろう、と言っていました。気候が穏やかなので、日本では時間厳守をしても体を壊すことはない、という側面はあるように思います。
残念ながら、ポーランドの人達も日本人のようには時間を厳守する習慣はないようです。私のポーランドの知人や友人たちは、真面目でいい加減なことをする人はあまりないので、時間を守ることが日本の習慣だと理解すると、来日した時には仕事であれ、プライベートであれ、時間を守るようになりましたけど。
半駐在だった友人は、ヨーロッパに一緒に出張した時に「時間通りに電車が来ないとイライラするようになった。俺も半分、日本人になっちゃったのかもしれない。」と言っていました。
私も限られた国の方としか 付き合ったことしかないので「日本人だけが時間を守る」とは言えないのですが、少数派のような気がしてなりません。海外の人達と お付き合いをするには「自分たちの方が特殊なのかもしれない」と最近は思うようになりました。時間を守ってもらわないと本当に困るときは、それを伝えるようにしています。
ここまでは、私の知っているポーランドの方達について書いてきました。また、どこかのタイミングでポーランドの方達について書こうと思いますが、このテーマは一旦終了し、次回からは、「ポーランドの大学」について書いてゆきます。