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ブロツワフと学生生活

息子の進路希望

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今は大学院進学は考えていないようです。

ここのところ、息子が留学中の旅行をテーマにブログを書いていますが、今は試験が終わってヨーロッパ旅行中でブログの更新ができない状態なので、代わりに私が息子の近況を書かせて頂きます。

大学1年生の時もそうでしたが、大学2年生も前期は授業や課題に苦しんでいましたが、後期は比較的余裕が持てるようになりました。試験前には相変わらず夜遅くまで勉強しているようで、日本時間の朝でもチャットに反応しますが、それでもクリスマス前の状態に比べると大分楽なようです。後期は全ての試験で追試なしに終わり、6月の中旬で夏休みに突入しました。

ヨーロッパはこれから一番良い季節を迎えますが、息子は これから1ヵ月の間 ヨーロッパの夏を楽しんできた後、日本に一時帰国します。 一番良い季節なので、もう少しポーランドで過ごすのかと思ったのですが、友人たちも地元に戻ったり一時帰国してしまうので、一人だとつまらないのだそうです。

昨年は帰国が近づくにつれ、日本に帰国するよりヨーロッパにいたい感じでしたが、今年は帰国を楽しみにしているようです。

来年は3年生でインターンも始まりますし、私達の会話の中でも進路の話題も出始めています。息子は留学前や1年生の時には「大学院に進みたい」という話もしていましたが、最近は「就職したい」と言うようになりました。

2年間大学で学んで分かったことは、大学は特別に何かを教えてくれるところではなくて勉強方法を教えてくれるところで、勉強は自分でするものなのだ、と息子は言うようになりました。日本の大学を卒業された方々も同じことを仰る方も多いですが、理工系の大学で実験設備がないと学べないような特殊な学科でもない限りは日本でも海外でも同じようです。

それであれば、大学院に進学する必要はない、というのが息子の考えです。では、何故ポーランドでは大学院に進学する人が多いかというと「ブランド力が欲しいから」という理由のようです。

この場合のブランド力は「他の方との違い」という意味に近いと思いますが、日本人がポーランドに留学している段階で、違いを出す目的での大学院進学は、あまり意味がありません。 日本企業に就職するにしても、正規留学の経験があって英語が話せてポーランド語が少し話せる人材は殆どいないでしょう。ポーランドの企業に就職するにしても、英語と日本語が話せる人材は引く手あまたです。

このような理由で現時点では卒業後は就職しようと考えていますが、今は日本企業に就職することを希望しているようです。ヨーロッパの現状を見て「自国のために働きたい」という思いがあるので、仮にポーランドに戻ってくるにしても日本企業の社員として戻ってきたいのだそうです。このような志を持てるようになることも、海外に留学する大きな意義だと思います。

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