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ヨーロッパ旅行

パリ旅行②

 〜パリの街並みに潜む日本芸術〜

 明治維新の真っ只中、西欧の目は日本の芸術に釘付けになっていました。一連の流行をフランス語でJaponisme(ジャポニズム)と呼びますが、その言葉が表すように日本芸術に逸早く目を向け、取り入れたのはフランス、パリの人々でした。今日パリの街を歩いていても、その片鱗を垣間見ることができます。

パリ風にアレンジされた着物。芸術に寛容なパリらしいファッションですね。

あの世界的に有名なファッションブランドLouis Vuittonも近年は日本人デザイナー草間彌生さんとコラボしており、パリ1区のLouis Vuittonの前には草間彌生の大きなインスタレーションが立っています。

実際に間近で見るとかなり大きいです。

この建物ですが、LVが入る前は、今はなき世界で最初の百貨店『Belle Jardiniere』が入っていました。

『Belle Jardiniere』は創業1824年、世界で初めて洋服を既製品として売り出したデパートです。それまでは仕立て屋が採寸をしながら1から仕立てていましたが、既製品を売り出すことによって、より安価に洋服を作ることができるようになったことが革命的でした。

当時の高官が着るような軍服から、低賃金労働者のためのワークウェアなど、Belle Jardiniereが仕立てた服は多岐に渡ります。

かつてのBelle Jardiniereと現在のLVの写真を見比べてみると時代の変遷が窺えますね。

道をゆくのは馬車から自動車へと変わり、道路は砂からアスファルトへ。歩道もしっかり整備され、人々の格好もカジュアルで自由になりました。

『Belle Jardiniere』は今でもフランスのヴィンテージ、アンティーク服として名高く、高品質の象徴とも呼ばれています。古市などで巡り会えたらラッキーです。

次回はルーブル美術館に潜入します。

聞くところによれば、ルーブルを見るには3日は必要とのこと。

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