〜街を歩く〜
パリの記事も今回で第6回、それだけ非常に濃い旅路でありました。最後のテーマはパリの街歩き、蚤の市もちょこっと紹介します。
シャンゼリゼ通り
パリの街を歩くと言ったら、絶対に外せない、パリで最も美しい通りと賞賛されるのがシャンゼリゼ通りでしょうか。
シャンゼリゼ通りはパリの凱旋門からコンコルド広場まで伸びる全長約2キロに及ぶ一本道です。道の両脇には名の知れたハイブランドの店舗がずらりと並びます。
ルイヴィトンの本店、
その隣にはDior、
Saint Laurentなど、どれも個性的で芸術性あふれるデザインです。
セーヌ川
パリの中心を流れるセーヌ川、今年のパリオリンピックのトライアスロンが行われたとしても話題になりました。この川に愛する人との名前を書いた南京錠をかけて帰ると永遠に結ばれるというものがあるそうで、川に架かる橋には南京錠がびっしりと。
10年ほど前に南京錠が多すぎて橋の一部が倒壊したこともあったそうです。
絵描きのおじさんや琴を演奏している方もいました。
エッフェル塔
セーヌ川の左岸に見える塔こそ、19世紀のパリ万博に際して建設されたエッフェル塔。
このエッフェル塔ですが、素材が現代の建築物とは少し違います。
似たような構造を持つ建築物で東京タワーがありますが、東京タワーが適度に炭素を含み、強度の高い『鋼鉄』でできているのに対し、エッフェル塔は炭素の含有量が少ない『錬鉄』、つまり強度が低い素材でできているのです。
しかし、この錬鉄がこの時代の最高峰でした。
エッフェル塔は強度を補うためにより多くの柱を使っているため、複雑な構造でより優美に見えるのだそうです。
クリニャンクール蚤の市
パリの蚤の市。毎週土曜と日曜に開催されます。開催地は代表的なものが3つ。ヴァンブ、モントルイユ、クリニャンクールです。中でもクリニャンクールの蚤の市は敷地面積が大きく、毎週多くの地元客と観光客で賑わっています。パリと言えば芸術とファッションの中心地、そんなパリの古き良き掘り出し物が見つかるかもしれません。
今回は主にクリニャンクールとヴァンブを回ってきました。そちらで買ったものを少し紹介しようと思います。
まず最初にクリニャンクールで、まさかと思って見つけたのが『パリ旅行②』でも紹介した、世界初の百貨店『Belle Jardiniere』、そこが1900年代初頭に作ったフロックコートです。
ボタンが欠損していたり、生地に小さな穴が空いていたりと状態が良いわけではありませんが、120年もの月日を考えれば、それもまた味に思えます。
生地もさながら、縫製が今とは違い、完全手縫いです。
「昔のものは良いものだ」とはよく言われることですが、大量生産、大量消費の現代とは違い、非常に頑丈に作られています。
このコートは少しづつリペアしていくつもりなので、それもいつか記事にしようと思います。
次にヴァンブの蚤の市から、写真のテーラードジャケット、シャツ、ネクタイです。
ブランドはジャケットがA.P.C、シャツがPRADA、ネクタイがHermesです。
価格は全部で50€と、なかなかの掘り出し物だったと思います。
今ではオペラを見にいく時の一張羅です。
最後に
パリ旅行は非常に芸術に溢れ、刺激的なものでありました。
円安に向かう中で、物価の高さが目立ちましたが、得られた経験はかけがえのないものでした。
ヴロツワフ大学1年目最後の旅、満足のいくものでありました。